定価:本体700円+税
発売日:2019年01月04日
ジャンル:歴史・時代小説
年初に本屋に寄ると目に飛び込んできたが、この作品「剣豪夜話」でした。
元来、時代小説、剣豪小説は好きで読んできましたが、津本さん著作には馴染みが無く、本のタイトルと帯『抜刀道五段の著者...』に惹かれて購入。
実在した剣豪を、居合剣士の著者本人が書いただけに、描写の真実味が高く生々しい内容です。
例えば「龍馬暗殺現場の試斬」では、龍馬が住んでいた醤油屋近江屋の二階で、刺客がどのように「襲撃可能だったか」を、ある抜刀道の宗家の方と考察して一定の結論を導きます。
この本は2016年に単行本で出たものを新たに文庫にし直したもので、2019年1月10日第一刷ですからまさに出たて。(私の購入は8日でしたから、若干フライング気味の発売)
居合剣士ならずとも、是非お奨めしたい小説です。
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