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居合道を始めて1年|初段允可、20代女性剣士

今年9月に初段を取ることが出来ました。


去年の時点で審査会を受ける事を勧められていましたが、自分自身がまだ初段に足らないと感じ見送りました。先生には意思を尊重して頂き大変感謝しております。1年越しという経緯もあり、段位を取れた感動はひとしおでした。


この度は機会を頂きましたので、1年居合を続けて思ったこと、考えたことを綴ろうと思います。


まず居合を始めたきっかけですが、仕事以外に集中出来ることがしたい、身体を動かすことをしたいと思い習い事を探したことでした。様々な習い事がある中で、最終的に居合を選んだ理由は、好きな俳優の殺陣がカッコ良かったから、珍しいから、とごく単純なものでした。

武道経験もなく、運動神経も良いと言えず、続けられるだろうかと不安もありましたが、見学から丁寧に対応して頂き、先生や先輩方の熱意を感じ入門に踏み切りました。


今では思い切って始めて本当に良かったと思っております。


次に居合を始めて良かったことについて(個人的な感想ですが)。

まず、週1回しっかり運動する事で、間違いなく運動不足の解消になっています。また、集中して刀を振るうことでストレス発散にもなります。女性としては、インナーマッスルが鍛えられて、スタイルアップになるのも魅力だと思います。いまだに筋肉痛はありますが、充実した稽古が出来た証だなと思っています。


次に集中力の切り替えと持続が上手くなったこと。

技に入る前に気を整え集中力を高める、この切り替えの動作が、仕事や私生活で役に立っていると感じることがあります。

大事な作業をする際に行ったり、気分を落ち着けたい時に行うことで一旦リセットし冷静になり、集中して作業に取り組めるようになります。


最後に、達成感を得ることが出来ること。普段の稽古で、なかなか上手くいかない事もあります。頭では分かっているのに、体がついてこなくて、もどかしい思いをする事も多いです。ですが、何回も振っているうちに、急に出来るようになることがあります。その時が、達成感を得て、尚且つ居合にハマる瞬間です。なんで出来ないのだろう?と自主的に振っていると、先生や先輩方が熱心にアドバイスをくれます。ほんのちょっと変えるだけで出来る様になる事もあるので、居合の奥深さや探究し極めていく魅力を感じています。また、人前で技を行うことで度胸がついてきたなと思います。


好きな俳優に憧れて始めた居合ではありますが、今では私の自慢出来るものの1つとなりました。やればやる程その奥深さを感じ、技の研磨に終わりはないのだなと思っています。


いつも熱心にご指導下さる先生や先輩方には大変感謝しております。

これからも精進していきたいと思います。

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