<居合を始めた動機>
58歳になり、サラリーマン生活も終わりに近づいてきました。定年後の生活を考えた時に、趣味らしい趣味がないのではちょっと寂しい。そこで60の手習いではありませんが、なにか習い事をしようかと考えました。
そして、伝統的なものがいいかなと考え、茶道や書道なども考えましたが、居合を選んだのは傍目からみてカッコイイかなという他愛のない理由からです。
<武信会を選択した理由>
さて、居合を習うならば、どの団体がよいかを検討をしました。正直に言うと武信会は第1候補ではありませんでした。休日の稽古はちょっと抵抗があり、平日の仕事帰りに稽古できるところを探し、そこが第1候補でした。両方を見学・体験をしました。
意外にも武信会の体験で、師範の迫力というか人間性で第2候補であった武信会を最終的に選択しました。
<入会してからのこと>
3月初めに入会して、稽古に参加してから2回位でコロナの影響で稽古が中止となりました。稽古が中止の間は、師範が武信会会員に、武道の話や先生の経歴や歴史小説やらの文章をメールにて配信して下さりました。毎日、文章を書くという作業は中々できることではありませんので、頭が下がる思いで拝読しておりました。
ようやく6月から稽古が再開され、本格的に稽古になりました。稽古はキツイです。特に最後の30分はずっと正座をしての稽古です。初めの頃は我慢できず、正座を崩したりして誤魔化しました。
また、稽古内容は師範を中心に指導部の先生方で、3か月ごと位に課題を決めて稽古内容がマンネリ化しないように考えておられるようです。武信会は居合の稽古を真摯に追求して、各人が上達できるように稽古を常に考えていると感じています。
厳しいのは稽古に関してだけですよ。稽古以外は皆さん本当に柔和で優しいかたばかりですよ。誤解があるといけませんので、念のため。
<居合を通しての気づき、居合の年齢>
一言で言うと居合は難しい。奥が深いなんてことは私のレベルではわかりません。居合は自分の性格がでるのではと感じています。私は非常に緊張しやすく、上がり症です。従って、焦って前のめりになったり、変に力が入り伸びやかさがなくなったり、緩急がわからずに適当に動作を終えたりしています。
そのために色々と指導していただいておりますが、なかなか思うようには出来ません。
そこで、先輩達の型を見させて貰うと、1年先輩は1年先輩なりの所作、2年先輩は更にレベルが上がった所作になっており、もう一人の先生が、「思うとおりにできたかと思うとスランプになって思う通りにできなくなったりしながら、スパイラルを描くように上達していくものである」と言われたことがありました。焦らずに真面目に稽古を継続することが大切だと感じました。
今現在は無我夢中でうまくできないと悩みながら稽古をしていますが、1年後、3年後になった時に振り返って見ると多分上達した自分に気づくことを期待しています。こうやって稽古をしていくことによって、居合をやっていて本当によかったと思える時がくるのだと思います。以上が半年経過した気付きというか感想です。
現在武信会の男性会員は私を含めて総じて年齢が高いです。女性会員は若い会員が多いです。しかし武信会も20代の若い男性の方がいて、老若男女問わず稽古ができれば楽しいのかなと思います。私も居合は若い時から知っていましたが、年を取った人がやるものくらいにしか思いませんでした。今はもっと若い時に習っておけば良かったと思っています。
そこで、もっともっと居合を知ってもらうことが大切なのではないかと思います。
武信会の特徴として、体験は道着・居合刀が準備されていて、師範が直接体験者の指導をなさっておられます。是非、若い方も含めて居合に興味があれば、何回か体験稽古され、居合ワールドを覗いて見てください。
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